【RIZIN29】復活矢地祐介!!

RIZIN

6.29に行なわれたRIZIN29でもっとも印象に残った選手は矢地祐介選手!という人も多いのではないでしょうか?

ブランニューやっち君に誰もが今後期待しちゃう感じでしたよね!今回は矢地選手にフォーカスしてみたいと思います!

目次

ブランニューやっち君!

矢地祐介選手は皆さんよくご存じだと思いますが、RIZINの人気選手の一人です。2018年前半までライト級を引っ張って来た日本人選手の一人で、スター選手候補一番手でした。元々は修斗出身で天才肌で驚異的な身体能力を持つ選手として知られていました。元PXCチャンピオンでもあります。

が、2018年途中あたりから様子が変わります。堀口選手に続くスター候補と目されていた矢地選手ですが、ルイス・グスタボに敗れます。その後立て続けにジョニー・ケース朝倉未来(朝倉選手が階級を上げて68㎏契約で実施)に連敗。Bellator日本大会で上迫選手に勝ったもののその後はライト級GPにも参加できず、現RIZINライト級チャンピオンのホベルト・サトシ・ソウザに完敗。再起を図って格下の大原樹里選手と対戦してまさかの敗戦・・・と散々な結果でした。

まあこうして振り返ると相手がかなり強いメンバーぞろいなので厳しい相手が続いてましたね・・・まあエース候補の宿命でしょう・・・

「崖の下に落ちた」とまで評されてかつての勢いは全く無くなってしまっていましたが、当然本人は再起を図っていました。大原戦以来9カ月ぶりの試合に満を持して臨みます。

今回の対戦相手は現役修斗チャンピオンの川名TENCHO雄生選手でした。矢地選手が対戦を希望したようですが、これまた強い相手を選びました。ファンはみんな「大丈夫?」と心配していたと思います。

が、そんな心配は無用でした!

これまでは勢いだけ、みたいなイメージでしたが、終始落ち着いていました。打撃でも優位に立ち、川名選手がタックルから組みに来た時も実に冷静に対処しており、押し込まれてもしっかりとディフェンスをします。

タックルに来ようとしたところをカウンター気味に左ハイをヒット!これがかなり効きます。恐らく試合を決める決定打になった印象です。川名選手は一瞬ガクっと膝に来ますが組み付いてしのぎます。ちなみに矢地選手がハイで効かせるというシーンも結構珍しい印象でした。

その後もしっかりと終始優位に試合を運び川名選手を完封。3R終了時は笑みを浮かべて勝利を確信した感じでした。本人も手ごたえあったと思いますし何よりも勝ったこと自体がとても嬉しそうでしたね!


入場からもう変わっていました入場曲はDragon Ashの「ROCKET DIVE(hideのカバー)」でしたし、ファイトパンツも以前のスパッツ型からトランクス型に変更していました。入場時に来ていた上着も新しかったですね!入場からしびれました!もう何か変わる期待しかなかった感じです!

矢地選手を支えた人たち

ということで見事に大復活を遂げた矢地選手ですが、その理由として大きいのは練習環境などを大きく変えたことのようです。以前はKRAZY BEEを代表する選手でしたが、あえてそこを離れて格闘技を一から見直したようです。矢地選手は今が格闘技一番面白い!って言ってますね。

■ロータス世田谷 八隅さん

矢地選手のMMAヘッドコーチ的に指導したのが八隅さんです。八隅さんはとても有名な方です。ロータス世田谷というジムの代表で修斗でMMA選手としてやっていましたが、グラップリングの選手として有名な方でした。一時はグラップリング日本最強と言われた人です。

その八隅さん曰く、今までセンスだけでやってきていた。勝利に繋がる動きをしていなかった。細かい技術が足りない・・・と散々な最初の印象だったようです。矢地選手は悔しすぎて泣いてました・・・

が、プライドも捨てて八隅さんの指導をしっかりと聞いて練習に励んだことで自信をつかんだようです。これが「格闘技楽しい!」の発言へとつながっているんですね!

■打撃面でミット打ち、ジークンドー

そして打撃面、ミット打ちでリバーサルジム東京スタンドアウトの宮川さん。なんと矢地選手の高校の同級生だそうです。

元々打撃が特徴の選手ですが、ここでMMAの打撃を磨いたということですね。

ちなみに知っている人多いと思いますが矢地選手はジークンドーも取り入れています。ワンインチパンチが有名ですがこれはあまりMMAでは使えないので、おもにサイドキックとかを使っています。今回の試合からということではないのですが、色々な武術の良い面を取り入れようとする姿勢が強いですね。

■朴光哲さん

KRAGY BEEの大先輩で2020年で引退した朴さん。いつも矢地選手を気にかけてくれてます。朴さんも試合前に矢地選手がかなり以前と違うことを触れていました。若い時の予想つかないような動きをするようなイメージに戻っている、という印象だったようです。朴さんは矢地選手のピークは19歳だったといつも冗談めいて言ってますけど今回取り戻した感を感じていたのでしょうね。

金原選手も交えて矢地選手とスパーしてましたが、金原選手も組みの対応が全然違う!とびっくりしていたのでベテラン選手陣も驚く内容だったのですね!さすが八隅さんです!

矢地選手のYOUTUBEチャンネルで試合前に八隅さんと宮川さんにインタビューした動画

今後の展望

強豪選手の一人川名選手を倒したことで、矢地選手はライト級トップ戦線に復活の兆しを見せました。まだ完全にトップ戦線に戻ったとは言い難いので、段階を踏んでいく必要があります。自身でも一つずつ上がっていってタイトルに近づきたいということを言っています。

当面の相手としては川名選手と同等以上のクラスになると思いますので、パンクラス現役チャンピオンの久米鷹介選手あたりが候補になってくると思います。久米選手と川名選手は立ち位置が似ていて、二人とも現DEEPチャンピオンの武田選手にRIZINで敗れています。

また、矢地選手が敗れた大原選手がDEEP暫定ライト級タイトルをかけて今週末に試合をします。タイトルを獲ったら、矢地選手のリベンジも兼ねてRIZINで対決するのはアリかなと思います。ちなみに正規王者の武田選手が負傷の為の暫定タイトル戦です。また、実は武田選手vs大原選手がこれまでに3回行われていて3回とも武田選手が勝っております・・・

武田選手は恐らくサトシソウザ選手への挑戦を見据えていると思うので、次は直接タイトルマッチかもしくはサトシ選手に敗れたムサエフ選手とやる感じかなと思います。そういった選手とやるには一回久米選手クラスを倒す必要があるのかな、と感じます。

当然入国制限が緩和されれば外国人選手もまた入ってくると思います。ライト級はそもそもが世界的に超激戦区ですから猛者ぞろいです。日本人選手も是非世界的なトップ戦線に食い込んでいってほしいですね!

多くのファン・選手が驚いた今回の矢地選手の大幅リニューアル、今後にかなり期待が持てると思いますので注目していきましょう!