RIZINバンタム級トーナメント1回戦結果!【RIZIN29編】

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2021RIZINバンタム級トーナメント1回戦の大阪ラウンド4試合がRIZIN29で行なわれ、東京ラウンドとあわせて2回戦進出の8名の選手が決定しました!!

全試合判定決着となりましたが熱戦だらけの大阪ラウンドのレビューとなります!

戦前の大阪ラウンド予想についてはコチラの記事を見てください

東京ラウンドの結果はコチラの記事を見てください

また、各出場選手の紹介をこれまでにアップしていますので宜しければそちらも参照ください!

【全16名!出場選手紹介シリーズ】

岡田遼 伊藤空也 渡部修斗 瀧澤謙太 春日井寒天たけし 石渡伸太郎 朝倉海 獅庵 金太郎 倉本一真 今成正和 大塚隆史 扇久保博正 元谷友貴 アラン・ヒロ・ヤマニハ 井上直樹

目次

ベストバウトは金太郎vs伊藤!

実質RIZIN29のメインといってよかったコメインイベントで行なわれた金太郎vs伊藤空也は両者譲らない激しい打撃戦の末に金太郎が判定勝利(ユナニマス)!

この試合は両者株を上げる結果となりました。金太郎選手は相変わらずの打撃の強さに加えて組みの強さを存分に見せつけました。BRAVEジムで相当鍛えているであろう伊藤選手にレスリングでは圧倒していました。

そして恐ろしかったのはゾンビのような尋常ではない耐久力を見せつけた伊藤選手です。もらった打撃は明らかに伊藤選手のほうが多かったですが、全く下がらない、効かない。効いてないことはないと思うのですが凄まじい撃たれ強さと気持ちの強さを見せました。金太郎選手にとっても不気味だったと思います。

そして反撃も強力で、試合後金太郎選手も「クリーンヒットなら相手のほうが多かったかも」と言っています。伊藤選手の師匠の宮田さんによれば、ちょっと変わった打ち方をしているようでそれが非常に効いたようです。試合後の金太郎選手は右目まわりが腫れあがっていました。そのパンチを食らった後2分くらい右目が見えない状態で戦っていたようです。

お互い倒しきれなかったものの、稀にみる打ち合いを見せた二人。この大会のベストバウトと言ってよい試合だったと思います。伊藤選手は作戦通りに全てを進めたと言っていましたので、その作戦実行力の高さを改めて見せつけました。引かずに打ち合うという選択だったと思いますがこれが好試合に繋がりましたね!

判定結果は納得で、伊藤選手が最後まで食い下がり倒す雰囲気を醸し出していたものの、金太郎選手が全体的には支配していたし、手数多く当てていたと思います。

金太郎選手も打撃特化と思われがちだったと思いますが、常々言われていた組みの強さを見せつけたので選手としても一段成長したように見えました。様々な新しい試みの成果でしょうね!

この試合でほぼ無名に近かった伊藤選手は一気に知名度を上げたと思います。榊原CEOがトーナメントのリザーブマッチを行なうことを言っていたので、その候補にも挙がるかも知れませんね。

スリル満点、妖怪”足関十段”

瀧澤謙太vs今成正和は”足関十段”今成ワールド全開!!ヒリヒリする緊張感の中瀧澤選手が判定勝ち!

予想通りですが、今成ワールド炸裂!いつも通りの今成選手でした!3R急に打撃を出し始めたのはいつもとは少し違いましたが、全体的には”今成選手の試合”という感じでしたね。

今成選手の紹介記事でも書いたと思いますが、今成選手の全ての動きは寝技(特に足関)を取る為に特化しています。極めるか極めれないかの世界に引き込まれてしまうとペースが乱されてしまうのです。

今回の相手瀧澤選手も当然それを知っていて、ストライカータイプとしてごく当然の戦い方をします。足を使ってサークリングで距離をとり今成選手のスライディングのようなタックルを警戒。基本的には遠距離攻撃のみに徹する。残り時間わずかになったタイミング(極められるリスクが減るので)でチャンスがあれば打撃で詰める、といった感じですね。

逃げているように見える人もいるかも知れませんが、画面越しでもあの今成選手が出す独特の雰囲気感じませんでしたか?妖怪のような殺気のような・・・明らかに罠があるとわかっているのにそこに足を出すひとはいませんよね・・・

2R終盤は打撃で倒しパウンドまでいきましたが瀧澤選手決めきれず。3R今成選手がまさかの打撃で圧をかけてきたのでそこが想定外だったのか瀧澤選手が1・2Rよりもさらに保守的になります。手数がほとんどでず、残り時間わずかでも積極性は感じられませんでした。これが今成ワールドに足を踏み入れたものの宿命なのです・・・

この日一番湧いたのは2Rに今成選手が足を取り換けて瀧澤選手が全身全霊をかけて脱出したときです。うーんこれも今成ワールド・・・😅

管理人的には残り30秒から行っていいと思っていました。仮に足を取られても逃げ切る時間は充分取れるし、瀧澤選手の打撃であれば30秒あれば十分倒せるからです。が、残り15秒くらいから積極的になる感じだったのでちょっといくらなんでも警戒しすぎかな、とは感じました。トーナメントだからしょうがないですけどね・・・魅せるのもプロ、という考えもありますし。

今成選手の試合の楽しみ方を知っていればすごく面白い試合でしたよ!しかも今成選手がちょっとだけモデルチェンジしてましたし。ただ相手の選手にとっては本当にたまらない相手だと思います😅。

ボンサイ止まらず!アラン・ヒロ・ヤマニハ勝利!

ボンサイ第四の男アラン・ヒロ・ヤマニハvs倉本一真は両者真髄を見せ合う打撃戦でアラン・ヒロ・ヤマニハが勝利!

またしてもボンサイは止められず・・・・

が、倉本選手は最後の最後まであきらめず意地を見せつけました。

1R、打撃戦でヤマニハ選手が何発かクリーンヒットさせて倉本選手は明らかに効いてふらふら。試合を止められてもおかしくない状況でしたが、恐らくほぼ無意識に組みに行って追撃を回避。驚異の回復力で2R以降に徐々に回復していきます。

ヤマニハ選手は元々そうなのですが、クレベル選手やサトシ選手のような「寝技で絶対決めるマン」ではないので打撃中心で試合を進めます。この打撃がパワフルで早く、振りがコンパクトなので当たります。倉本選手のパンチが振り回す系が多めに対してストレート系が多いですね。この打撃面ではヤマニハ選手が有利に試合を運びます。ただし倉本選手のオーバーハンドがかなり有効で、多分あまり見えていなかったと思います。これが合ってなんとか打撃戦で圧倒はされなかった感じになりました。

組んだら倉本選手かなというのはあったのですが、元々のフレーム差も少しあり圧倒的というほどでもありませんでした。打撃のダメージもあったかとは思います。どっちかというとしがみついて回復しているイメージが2Rまで続きます。

ヤマニハ選手は途中ギロチンの形を取りかけますが浅く、極まりません。この後位から倉本選手が少しずつ巻き返します。3Rに印象的だったのは倉本選手のパウンドです。パウンドがとにかく強い!フィジカルを活かして的確に強力なパウンドを何発か入れてあわやKOという感じでした。そのまま試合終了になるのですが、最後の猛攻が合った為、印象としては倉本選手を取るジャッジがいてもおかしくないと思うレベルでした。

が、やはり1RのKO寸前までいった部分は明らかでしたので判定は全員ヤマニハでした。まあ納得です。倉本選手も投げは出せませんでしたが、強みの一つであるパウンドを存分に見せつけました。試合終了後は顔がボコボコになってしまっていたので、1R少しもらいすぎでしたね・・・😅オーバーハンドがかなり有効だったのでもっと使い方を工夫すればあそこまで貰わなかったかなとは思いました。

それにしてもボンサイ強すぎ。止まらないですねー。だれがストップザボンサイできるのでしょうか・・・

大塚選手勝利!ベテランの凄み

大塚隆史vs獅庵は大塚選手が経験の差を見せつけて判定勝ち!

大塚選手がベテランらしい試合展開でコントロールしながら削っていきました。獅庵選手は元々スタミナに課題があるのですが、やはり3ラウンドは削られまくってヘロヘロ・・・自慢の打撃のスピードを殆ど失ってしまいました。最後まで意地は見せたものの沼にはまった印象です。フルスイングがウリなのでスタミナも減りやすいのですよね・・・

大塚選手の組みかたが上手く、獅庵選手がどんどん消耗していくのがわかりました。打撃戦に付き合わずタックル織り交ぜて行くタイミングが抜群に良かったですね。実に大塚選手らしい試合運びでした。経験値の違いを大きく感じる結果でしたね。さすがベテラン選手!凄みさえ感じます!

たぶん獅庵選手がテイクダウンディフェンスがしっかりできていることには少し驚いたかもしれませんが、技術でねじ伏せてバックをとっていました。ただし最終的には獅庵選手が立ち上がって脱出することが全て出来ているので獅庵選手も打撃だけという印象がかなりなくなりました。

獅庵選手も良さを見せていてやはりその打撃の殺傷力の高さは感じました。大塚選手にも何発かいいのをいれて結構効かせたと思います。試合前半の打撃戦ではその切れ味で大塚選手を相当警戒させていたと思います。そして最後の最後でヘロヘロになりながらも力を振り絞って倒しにいったのは非常に印象的でした。多分あそこである程度体力が残っていれば倒せたかも知れません。

全体的には大塚選手が試合をコントロールして勝利という印象ではありましたが、獅庵選手がスタミナをつけて多少削られても3R鋭い打撃力を維持できれば全然違う結果になってもおかしくないと思います。

獅庵選手の打撃は本当に魅力的ですし、TDDも基本はしっかりできています。この課題を克服すればもっと上を目指せる可能性は充分あると思わせてくれた内容でした!


今回は全試合判定でしたが、見応えは抜群でした。というのも基本的にはほとんど全ての選手が予想を上回る戦い方を見せてくれたからだと思います。

ちなみにこちらのJMOCCのサイトで当日の試合のジャッジペーパーが公開されていますよ!

ほぼ全ての選手が株を上げたと思います。最も層が厚いと言われるバンタム級ならではですね。敗退してしまった選手もリザーブマッチの可能性ありますし、これからもRIZINで観てみたいですよね!

そして次は2回戦、どういったマッチメイクになるか注目です!!