RIZINバンタム級トーナメント1回戦結果!【RIZIN28編】

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RIZIN28東京ドーム大会でいよいよバンタム級トーナメントが始まりました!

ドームで行われたのは1回戦4試合(残り4試合はRIZIN29で)でいずれも白熱した試合でしたよ!今回はこの激戦4試合の試合結果と感想などを書いていきます。

戦前の予想についてはコチラの記事を見てください

また、各出場選手の紹介をこれまでにアップしていますので宜しければそちらも参照ください!

【全16名!出場選手紹介シリーズ】

岡田遼 伊藤空也 渡部修斗 瀧澤謙太 春日井寒天たけし 石渡伸太郎 朝倉海 獅庵 金太郎 倉本一真 今成正和 大塚隆史 扇久保博正 元谷友貴 アラン・ヒロ・ヤマニハ 井上直樹

目次

衝撃の1RKO!井上直樹の底知れぬ実力

井上直樹があの石渡伸太郎を1RでKO勝利しました!井上選手は初のKO勝ちですが・・・

正直言ってここまで打撃が強いとは思っていませんでした。元々フットワークと寝技の選手、「技巧派」のイメージが強かったのですが、関係各所から言われていた「井上は強い」がまさに証明されました。トーナメント優勝候補と言われる井上の強さが確信へと変わった試合と言えます。

石渡選手は遠い距離設定から飛び込んで打撃を撃つ感じで来て、オーバーハンドを振ってきました。井上選手はステップワークで距離を調整しながら速さのある攻撃で応戦します。勝負を分けたのは石渡が井上をグラつかせたところでしょう。井上選手が踏み込んでカウンター気味に当たった石渡のパンチで井上がカクンと膝が一瞬落ちました。間違いなく効いていました。

そこからの展開が凄いのですが、ベテラン石渡選手は勝負の時!と一瞬で判断して試合を決めに行こうとしたと思います。石渡選手は前からそうなのですが、チャンスのときに「躊躇なく飛び込む」タイプです。ハマるといいのですがリスクもあります。そして今回は焦りもあったのか、大振りでちょっと落ち着きがなく少し雑な形で振ってしまいました。冷静な井上選手はそこを見逃しませんでした。

本当に冷静に様子を見ていたのだと思います。石渡選手の大振りをかわし、的確にカウンターをヒットさせて数発で効かせます。この時点で石渡選手は意識が少し飛んでいると思います(変な方向を見ていた)。倒れたところを躊躇なくサッカーボールキック!試合を決めました。

大ピンチが大チャンスに変わり一気にフィニッシュまで行きました。この判断力と冷静さが素晴らしいということですね。得意の寝技の展開になることもなく、打撃戦でバンタム四天王を1Rで撃破しました。これで四天王二人目の撃破(前回は元谷選手を1Rで一本勝ち)となり、優勝候補としての実力をマジマジと見せつけました。

これまで井上選手の打撃についてはまだ?がついていた人も多いと思いますが確実にその評価を上げたと思います!そして多少効かされても冷静に試合を運ぶ姿に誰もが驚いたのではないでしょうか。

ところで、石渡選手がちょっと打たれ弱くなっている印象はありました。井上選手の的確な打撃は素晴らしかったのですが、それにしても簡単に効いてしまった。明らかに打たれた後の挙動がおかしかったですよね。UFCのベテラン強豪ファイターなどに多いのですが、激戦を繰り返していると急に打たれ弱くなるファイターが多いので、石渡選手ちょっと心配です。

最後に残念だったのは試合後のマイクパフォーマンスですね😅これも井上選手らしさか😆

RIZIN史上初でしょう、こめんとをRIZINガールに読ませる井上選手(笑)

石渡選手も圧倒的なアンダードッグと言われながら、さすがのベテランの意地を見せて見せ場を作りました。当サイトでは石渡選手勝利予想だったので、グラつかせたときは「来た!」と思いましたよ😆その後まさか逆に倒される展開になるとは・・・

石渡選手試合後コメント

渡部修斗ビッグアップセットは起こせず

前RIZINバンタム級チャンピオンの朝倉海選手vs渡部修斗選手の試合も1Rで朝倉海選手がKO勝利!

超フェイバリットの朝倉選手にどこまで渡部選手が食い下がれるのか、そして必殺のバックチョーク(マジカルチョーク)の形に持っていけるのかが見どころの試合でした。

予想通り渡部選手は全く打撃を出しません。タックルをする為に手を少し前に出す程度です。これはいつもの渡部選手の闘い方でもあるのですが、徹底して距離を無理やり詰めるのが作戦だったと思います。

とにかくがむしゃらに組み付いて倒れさせる(テイクダウンともちょっと言い難い)ようにしていましたが朝倉選手はちょっと嫌がっていました。ただししっかりと対処はして下になったりバックを取られたりしないようにしていたと思います。

この戦法は渡部選手めちゃくちゃ疲れるのではないかと思っていましたが、1Rに全て賭けていたかも知れません。一回だけフロントから首まわりに手をかけます。遠目からだとギロチンチョークの体勢ですね。ただしチョークは全然入っていませんでしたが・・・ここが最初にして最後の最大のチャンスだったと思います。

ギロチンのセットアップの作業がスムーズでなかった、に尽きると思いますがいい形で腕が入りそうだったのです。その後ちょっと締め方を変えて海選手も一瞬動きが止まりますが、フィジカルも使ってしっかりと対応するとそのまま体勢をひっくり返して上になり、強烈パウンドを落としてそのままKOとなりました。

この試合で海選手はほぼスタンドで打撃を撃っていません。しっかりとタックルを切って組技で対応することに徹していました。海選手にとってはかなり実力差がある試合だったのである意味変な緊張はあったのだと思いますが、予想通りの展開に予想通りの対応でしっかりと勝ち切ったという印象でした。リスクとらないで慎重に、手の内もあかさずに勝ったという感じでしょうか。

試合後の朝倉海選手

渡部選手も1Rで決着はつきましたが意地は見せたと思いますよ。前回を遥かに超えるアンダードッグっぷりでしたが、ギロチンの場面などである程度らしさは出したと思います。今の力で一番勝つ可能性のある闘い方をしたのだと思います!根性見えましたよ!!

試合後の渡部選手コメント

7年ぶりの邂逅は扇久保に軍配

こちらの対戦は扇久保選手が判定で完勝でした。春日井選手は7年ぶりの再戦でしたがリベンジならず。

「知っている人は知っている」衝撃の入場曲で入ってきた春日井選手でしたが完封されてしまった印象です。

最近の扇久保選手は打撃がかなり良くなってきていますが、やはり今回も打撃主体で来ました。元々ハイキックが得意(死角から急に入ってくるようなかたち)なのですが、やけに多用するなと思っていたらどうやら右拳を試合中(1R中盤)に骨折してしまったのであまりパンチが打てなかったようですのでそれが影響していたようです。

春日井選手が小刻みのフットワークで揺さぶるのですが、2R以降は扇久保選手が得意の組みでタックルを入れてくるようになったのでそのフットワークもあまり効果がでなくなってしまいました。ちょっと小刻みに動き過ぎで神経質に見えてしまうような感じもしましたが・・・

組むと扇久保選手の思うつぼですね。拳の怪我もあったので扇久保選手も無理にフィニッシュには行かない感じ(でもしっかりと積極性のある動きをするのはさすが)で続き、判定まで行って危なげなく完勝という感じでした。ちょっと拍子抜け感がありましたね😅

どうやら拳は骨折していたようで、組んだ際にグリップすることも出来ないくらいだったようです。全然試合中は気づかなかったので、さすがの対応力ですね。今回は勝ちに徹した戦い方をせざるを得なかったということになります。

もう少し春日井選手は下になっても粘りを見せる(特に後半)のかなと思っていましたが、扇久保選手はスタミナ配分もしっかりバランスよくしていて終始危ないシーンは無かったですね。

試合後の扇久保選手コメント。怪我にはふれず。
春日井選手のコメント

修斗チャンピオン岡田遼敗れる

DEEP代表元谷選手vs修斗代表岡田選手の試合は判定で元谷選手が勝利!

接戦が予想されていましたが、終始元谷選手が試合の主導権を握る感じでしたので完勝と言ってよいかと思います。元谷選手が危ないと感じるシーンはあまりなかったかなと思います。岡田選手はRIZIN初参戦だったので緊張があったかなとも思いました。

元谷選手が的確な打撃でプレッシャーを与え続けて、こつこつ当てていきました。試合終了後の岡田選手は片目がふさがってしまうほど顔面が腫れていましたのでダメージの差は明らかでしたね。

寝技の展開にはあまりならなかったのですが、岡田選手はやはり組むと強さがあり数回テイクダウンを奪っていました。後半ミドルキックがいい感じで入っていたは効いていたと思うのですが、連続性があまりなかったですね。

元谷選手が予想以上に打撃主体で来たのは作戦かもしれません。あまり作戦を立てるタイプでない元谷選手がしっかり岡田選手対策を考えていたのかもしれません。打撃では岡田有利かと思っていたのですが、コンパクトに手数多く振って前に出て来る元谷選手の打撃がしっかりと効いていて岡田選手の間合いになかなかできませんでしたね。

判定の際に岡田選手は負けに納得しているような顔でした。修斗の王がRIZINこれだけで終わってしまうのでしょうか?期待が高かっただけにまたRIZINで観てみたい選手なので再起に期待したいですね。

試合後の岡田選手
岡田選手コメント