RIZIN28徹底プレビュー!ムサエフvsサトシ、斉藤vsケラモフ!

RIZIN,勝敗予想

RIZIN28の追加カードが発表され、噂されていたアゼルバイジャン勢の参戦が正式に決定!そして組まれたカードもタイトルマッチ1試合とフェザー級チャンピオン登場(ノンタイトル戦)という超豪華な2試合となりました!

今回はこの2試合のプレビューをしていきたいと思います!

RIZIN28追加カード発表記者会見

なお弥益ドミネーター聡志 選手の試合についてはどう考えてもドミネータ選手が勝つ思うのと、異種格闘技交流戦?みたいのはあまり好みでは無いので紹介しません。

RIZIN28の他の試合のプレビュー記事:朝倉未来vsクレベル・コイケ バンタム級GP

目次

ライト級タイトル決定戦 トフィック・ムサエフvsホベルト・サトシ・ソウザ

2019RIZINライト級GP覇者トフィック・ムサエフvs現在日本MMA界席巻中柔術世界一ホベルト・サトシ・ソウザの待ちに待ったRIZINライト級初代王者決定戦です!

元々は昨年末に実施で調整されていたようですが、COVID19関連での外国からの入出国に関する規制関連で実現せず、ようやく今回実現の運びになりました。サトシ選手も何度も対戦を要望しており連勝を続け、グランプリを制したムサエフ選手も迎え撃つ気満々ということで、まさにライト級初代王者にふさわしい試合です。


トフィック・ムサエフ

トフィック・ムサエフ – RIZIN FIGHTING FEDERATION オフィシャルサイト (rizinff.com)

トフィック・ムサエフ選手は「コーカサスの死神」の異名を持つ(*RIZIN限定の異名)アゼルバイジャン出身のファイターです。アゼルバイジャンでは有名なスポーツ選手として知られる選手です。RIZINでは5戦5勝!

2019年に8人制で行なわれたRIZINライト級GPに参戦し、一回戦でダミアン・ブラウンをKOで撃破、ワンデイで行なわれた準決勝・決勝では準決勝でジョニー・ケースをKO撃破し、決勝ではBellatorからの刺客ピットブル兄弟の兄パトリッキー・フレイレを判定で倒しGPを制覇しました。ちなみに決勝戦では右拳を負傷(骨折していたそうです)していたにも関わらず、2Rくらいから右拳を振り出し最後まで戦い抜いた気迫を見せました😳

【ムサエフ選手のストーリー】

ムサエフ選手はGP優勝してアゼルバイジャンの英雄となりました。その後Bellator元ライト級チャンピオンのマイケル・チャンドラーが2020年大晦日での対戦を希望しムサエフも乗り気でした。ただその後RIZINのGP賞金支払い遅延問題があったりしてゴタゴタしている間にCOVID19の拡大が始まってしまい日本に来れない状況となってしまいました。また、アゼルバイジャンの兵役があり、紛争関連で戦地にも行っていたようです。

色々な理由でMMAファイターとしての輝かしいキャリアがストップしてしまい、本来であればBellatorやUFC挑戦も視野に入れられたのではないかと思いますが、1年半ぶりの復帰戦にRIZINのタイトルマッチを選んでくれました!しかも対戦を呼び掛けたチャンドラーもUFCに移籍してしまった・・・😱

勿論まだまだBellatorやUFCといった先を目指したいという気持ちもあると思います。いずれにしても今回のタイトルマッチでRIZINライト級初代チャンピオンになれるかどうかはムサエフにとって、再度ファイティングキャリアを構築するのにあたって常に重要な事なのです。

【ムサエフ選手のファイトスタイル】

ムサエフ選手は完全に打撃型の選手で、打撃で倒してパウンドで決着させるのが一つのパターンです。前に積極的に出るスタイルで、スイッチを多用しますがオーソドックスメインです。生命線は右のパンチで、右ストレートと右フックがあります。基本はコンパクトなスイングでまとめてくるが、時に獰猛に左右振ってくる(ピットブルもこれで倒している)好戦的なスタイルです。

タックルもしますがそんなに鋭い感じではないです。レスリングは後輩のケラモフのほうが強そうで、フィジカルがそこまである感じではないです。寝技はほぼしないのでわかりません(キャリア前期で一本勝ちはありますが・・・)

パンチ攻撃の後に隙ができやすくカウンターでもらってしまうことが多いですね。スクランブルになったときに手数や動きの機敏性が抜群に強いです。

ライト級GP決勝戦!ムサエフ準決勝で右拳折れたのに振ってます!!!
2019ライト級GP準決勝で、サトシを倒したジョニー・ケースを撃破!

ホベルト・サトシ・ソウザ

ホベルト・サトシ・ソウザ – RIZIN FIGHTING FEDERATION オフィシャルサイト (rizinff.com)

飛ぶ鳥を落とす勢いのボンサイ柔術ですが、そのエースと言っていいでしょう!サトシ選手!ブラジリアン柔術黒帯で、各カテゴリーで柔術世界一になっています!(凄い!!!😃)黒帯の世界選手権では惜しくも準優勝でしたがそれにしても素晴らしい実績です。

MMAも11勝1敗で、RIZINでは6戦して5勝1敗。1敗はムサエフも参戦したライト級GP1回戦でジョニー・ケースに負けたものです。しかもこの試合ちょっとアイポークが合ってから試合を止められてしまったので微妙な決着です。

何よりも特筆すべきはこれまで11勝のうち10勝が1R決着ということです。唯一2R行ったのが北岡悟選手で、負けた試合ですら1R決着です😅

【サトシ選手のストーリー】

サトシ選手は日系ブラジル人で10代で日本に移住しており、現在は静岡県に家族と一緒に暮らしています。基本は柔術家ですが、「家族の為に・仲間の為に・柔術の名誉の為に」MMAファイターとして戦い続けています。

RIZINに参戦することで人生が変わったといい、RIZINに対する想いが強く(もしかしたら全選手で一番?)「ここはUFCじゃない、RIZINだよ!!」と叫んだマイクパフォーマンスが印象的でした。

前回のライト級GPでは優勝候補の一人とも言われていましたがまさかの1回戦でまけてしまい・・・その後奮起して2連勝し、ついにムサエフ選手と一騎打ちする所まで登ってきました。サトシ選手にとって待ちに待ったタイトルマッチ。柔術の強さを示すために必ず勝ちたい試合です。

【サトシ選手のファイトスタイル】

柔術家なので勿論圧倒的なグラウンドの強さがあるのですが、特にサトシ選手は「極め」が上手い選手です。どんな体勢からでも苦にすることなく、極めに行く為のアクションを起こせます。実はRIZINで一本勝ちしたのは徳留選手戦だけなのですが・・・😅その時は下から極めましたし、これまでの試合の流れでも下になった際でも仕掛けるシーンは見られます。

打撃については技術向上はしていると思いますが、スピードがあまりなく、手数も多くないです。ただしKOもしているので拳が堅いのかもしれないので当たったら結構チャンスあると思います。タックルはあまりスピードは感じませんが、しつこい感じです。クレベル選手は蛇のように絡みつきますが、サトシ選手はタックルで距離をつめて潰しにいくようなイメージでしょうか。

これぞ柔術世界一!圧巻の下からの極め!
RIZIN22でライト級日本人エースだった矢地選手に圧勝!

試合展開予想

打撃はムサエフのフィールドですので、打ち合うのはサトシ選手危険です。サトシ選手はどんな形ででも距離をつめて組みたいと思います。ムサエフは当然距離を取って打撃をして寝技には付き合いたくないと思います。

ムサエフはかなりプレスをかけてくるタイプなので、距離設定に耐えられないかもしれないです。逆にプレスをかけられるとちょっと弱い感じがあるので、サトシ選手が距離をぐいぐい詰めて来る間合いを取ろうとすると嫌がるかも知れません。受け身になるとムサエフは結構打撃をもらってしまうと思います。サトシ選手の打撃は破壊力があるので、当たるとムサエフはキツいと思いますが、ムサエフもかなり打たれ強いと思うので倒れるまでいくかは微妙です。

寝技の展開になるとどんな体勢でもサトシ選手有利になると思うので、ムサエフは徹底的に付き合わないと思いますが、組み自体はそんなに差が無いと思うので、なんらかの形で倒れた時が注意といった感じですね。

ポイントは「寝技の展開になるか(なるとサトシが圧倒的有利)」「遠目の距離設定でムサエフが闘い続けられるか」「何らかの理由でグラウンドになったときにサトシが瞬殺できるか」だと思います。


勝敗予想

当サイトの予想は「KOでムサエフ選手勝利」です。

打撃面でかなり差があると思いますし、ムサエフの打たれ強さ(ピットブルのパンチ数発食らっても効いた感じでは無かった)を考えると打ち合いの展開になってもムサエフが圧倒するだけだと思います。寝技に引き込まれないように気を付けさえすれば絶対に負けないような気がします。

フェザー級ノンタイトル戦 斉藤裕vsヴガール・ケラモフ

現RIZINフェザー級チャンピオン斉藤裕VSアゼルバイジャンからの刺客ヴガール・ケラモフ選手のノンタイトルマッチです!

ちなみに現役チャンピオンがノンタイトル戦をするのはあまり管理人好きではないです・・・普通にタイトルマッチにすればいいのに・・・・ケラモフ選手はまだRIZIN2戦目というところが大きいのかもしれません。(契約とかも関係している可能性はあります)

まあ構図としては、タイトルは懸かっていませんが、齊藤選手は現役チャンピオンとして負けられない試合ですしケラモフ選手はここで齊藤選手を食うことがあればかつての朝倉海選手のように一気にチャンピオン候補に割り込むことができるということになります。朝倉未来vsクレベル・コイケの勝者が斉藤選手とタイトルマッチをする、というのがこれまでのストーリーだったと思いますので、万が一斉藤選手が負けるととてもややこしくなります😱


斉藤裕(さいとう ゆたか)

斎藤裕 – RIZIN FIGHTING FEDERATION オフィシャルサイト (rizinff.com)

泣く子も黙る?RIZINフェザー級チャンピオン斉藤裕選手!RIZIN2戦2勝です。しかも相手が朝倉未来選手と摩嶋選手という強豪2名を打ち破っています。昨年の初代RIZINフェザー級タイトルマッチでの朝倉選手との激闘は記憶に新しいと思います。また、修斗フェザー級チャンピオンでしたが、RIZIN専念の為に今年初頭にベルトを返上しています。並々ならぬ覚悟を感じますね!

【斉藤選手のストーリー】

斉藤選手はタイトル決定戦でアンダードッグから見事にRIZIN2戦目にして戴冠し一気にメジャー選手へと駆け上がりました。それまでは修斗の王として知る人ぞ知る実力者だったと思いますが一気に世界が変わった状況です。ファンも増えて、実直な性格のYoutubeも人気です。当然ファイターとして更に格をあげてRIZINフェザー級チャンピオンとして盤石な形を作りたいと考えていると思います。

その為には、もう一度朝倉未来選手と闘う必要があると思います。前回の判定結果自体は妥当だと思いますが、試合後病院送りになったのは斉藤選手の方でしたし、クレベルvs朝倉未来で朝倉選手が勝てば十分タイトル挑戦資格があると思います。ファンが待ち望んでいるリマッチにどう「強い」チャンピオンとして進めるかが格闘家人生の岐路として重要だと思います。つまり、今回のケラモフ戦にはその道程として「絶対に負けられない闘い」なのです。

【斉藤選手のファイトスタイル】

斉藤選手はオールラウンド型のファイターです。まさに修斗出身らしい打・投・極をバランス良く備えていますが、逆に突き抜けているものがないバランス力が特徴と言えます。冷静に状況判断し実行する能力が高いと言えます。

比較的打撃がその中でも良く、また安定したフィジカルでTDからのコントロールも得意です。ただ打撃戦では前回の試合で完全に朝倉選手に打ち負けていました(朝倉選手の打撃が際立っているというのもありますが)。とはいえ国内選手で朝倉選手のプレッシャーに立ち向かって打ち合って倒されなかった(フラッシュダウンはありました)のは強いハートと確かな打撃技術があったからだと思います。また、摩嶋戦では序盤は摩嶋選手にグラウンドでコントロールされてします状態が続きました(その後一瞬の判断でサッカーボールキックで反撃)

RIZIN史上に残る激戦、フェザー級チャンピオン決定戦
強烈サッカーボールキックのRIZIN23摩嶋戦

ヴガール・ケラモフ

ヴガール・ケラモフ – RIZIN FIGHTING FEDERATION オフィシャルサイト (rizinff.com)

一方のヴガール・ケラモフは先ほど紹介したムサエフ選手のRIZINでの活躍もあって(紹介なのかな?)注目されたアゼルバイジャンからの刺客です。RIZIN1戦1勝で、前回は2020年にカイル・アグォン選手に判定勝利。Bellatorにも参戦経験がある選手です。そしてまだ29歳です!WWFCというロシアの団体に出場していましたが、2015年以降負けていません。RIZIN・Bellator・WWFCで無敗ということです。

【ケラモフ選手のストーリー】

先輩のムサエフはRIZINライト級GPを制したことでアゼルバイジャンの英雄となりました(スポーツの世界でアゼルバイジャンでは本当に英雄扱いです)。当然ムサエフもそういった名声を得たいと思っていると思います。

まだRIZINでは1戦ですが、まさかのチャンピオンとの(ノンタイトルですが)試合という大チャンスを得ましたのでここで勝つことが出来れば安定してRIZINにも参戦できますし、タイトルも見えてきます。恐らくRIZINのタイトルを獲ってその後マネル・ケイプイリー・プロハースカのようにUFCを見据えている可能性があります。

UFCでトップに行った場合のドリーム度合(お金的にも)が半端ないのでUFC目指すのは当たり前ですよね。日本人選手も多くが目指していますし・・・いずれにしてもケラモフ選手が更に格闘家としてステップアップする為に非常に重要な試合なのは間違いありません。

【ケラモフ選手のファイトスタイル】

「フ」がつくので現在世界のMMAを席巻しているヌルマゴに代表されるようなロシア勢の戦い方(レスリングと締め技中心)を想像するかもしれませんがケラモフは違います。アゼルバイジャンの特性なのか?打撃中心の戦い方をします。

特徴としては、かなり好戦的なファイターで距離を結構取って飛び込むような打撃をして振り回してきます。そこにタックルも織り交ぜてTDを狙います。そしてレスリングが異常に強いです。腰も強いし、フィジカルとパワーが半端ないので倒されないし倒してしまいます。万が一下になってしまっても強引にひっくり返すようなパワーの持ち主です。足間接とか下からの締め技も無理やりパワーで解除させてきます。なお寝技はほぼ見たことないです😅。

ケラモフ選手のRIZINデビュー戦
強烈パウンドを打ち込んだWWFCでの試合

試合展開予想

試合のリードはケラモフ選手が進める形になると思います。距離をとりつつもプレスをかけて来る感じでしょうか。斉藤選手はだからと言って引かずに距離を詰めて打撃を入れたいところです。ここで下がってしまうとケラモフ選手のペースになると思います(打撃をまとめられたり、タックルはいられたり)。

組んだら圧倒的にケラモフ選手が強いと思います。ただし、展開から寝技で上になったりバックを取れれば斉藤選手チャンスだと思います。しっかりと落ち着いて対処すれば、寝技のディフェンスはケラモフ選手は力任せの部分が大きいので斉藤選手は極められるのではないかと思います。ただしそのポジションにするのが厄介なのですが。

ケラモフ選手はレスリングで圧倒できると思いますが、パウンドくらいしかフィニッシュに持っていけるイメージが無いので、齊藤選手がそこまであっさりとやられることは打撃で倒された状態からパウンドでないとちょっと無いかなと思います。

ポイントは、「スタンドでの戦いでの距離設定(どっちがペースを握れるか)」「斉藤選手がグラウンドで有利なポジションを取れるか(取れれば極められる可能性大)」「ケラモフ選手の「勢い」に斉藤選手が圧倒されないか」になるかと考えています。


勝敗予想

当サイトの予想は「判定で斉藤選手勝利」です。

両者「試合の決定力」のバリエーションにやや欠けるイメージがあり、ケラモフ選手も得意なパワーで押し切りきれないと思います。斉藤選手が経験を活かしてプレスをかけ返して、「漬けられる」展開を避けられれば斉藤選手が試合をコントロールできるのではないでしょうか?


いかがでしたでしょうか?

まもなく開催RIZIN28、ほんっとに楽しみですね!!!