RIZINバンタム級GP参加選手紹介!その6「石渡伸太郎」
3/26に開催が発表され、1回戦の抽選が行われたRIZINバンタム級ジャパンGP!
5.23東京ドーム大会までの間に出場選手を一人ずつ紹介していきたいと思います。RIZIN観戦前に見どころを抑えて盛り上がりましょう!
第六回は「激闘番長」石渡伸太郎選手を紹介します!
尚、各種情報は記事掲載時時点のものです。
RIZINバンタム級トーナメントについてはコチラの記事をご覧ください。
石渡伸太郎選手 基本情報
石渡伸太郎(いしわたり しんたろう)
戦績:26勝(9KO、2一本勝ち)8敗4分
基本データ:1985年生まれ、大阪府出身、身長167㎝、リーチ168㎝、CAVE所属
タイトル歴:元PANCRASEバンタム級王者
FightMatrix 世界ランキング:ランキング外 ※試合間隔の問題?2021/1/1付ランクでは48位でした。
プロデビュー:2006年
格闘技バックボーン:柔道
Twitter: 石渡伸太郎@caveshinta
石渡伸太郎選手は華麗な実績と経験を持つベテラン選手です。RIZINバンタム級四天王の一人です。公式にも男塾塾長と言われるような、硬派なイメージの根性全開で戦うファイターです。
ファイトスタイルは打撃を主体としたオールラウンダーで、非常にスタミナに優れ、終盤まで打ち合う激戦を演じる事が多い選手です。一撃の強さ・決定力には少し欠けますが、直線的な打撃が非常に強い選手です。フィジカルが強いタイプではありませんがMMA技術が高く、組んでも寝ても冷静に対処できる経験と技術が売りです。
試合は激戦になることが多く、判定にもつれ込むことが多いです。スロースターター的な所があるのか、前半戦で押し込まれることが多いですが、持ち前のスタミナを活かして後半盛り返すことが多いです。激闘王とも称される戦い方を表わしていますね。選手紹介の時の咆哮がとってもカッコいい選手です。
普段はクール・硬派ですが、試合になるとビーストモードに突入!多くの強敵と対峙して記憶に残る試合を多くした選手として非常に人気が高い選手です!石渡選手の試合はハートに響く戦いですね!
所属ジムと参戦団体など
元々は修斗、PANCRASEなどを中心に活動しており、2017年10月以降はRIZINに継続参戦しています。元PANCRASEチャンピオンで、チャンピオン時代は負けることなく返上。当時ランク1位だったビクター・ヘンリー(現DEEPバンタム級チャンピオン)、同じくハファエル・シウバ(現PANCRASEバンタム級チャンピオン)を相手に防衛もしています!

RIZIN四天王の一人にも数えられる石渡選手ですが、所属チームはCAVEです。MMAファイターの奥野泰舗氏が代表を務めるジムで、プロ練は石渡選手を中心に行なわれているようです。多くの実績あるファイターが所属している(廣田選手、越智選手、富松選手などなど)チームです。
コーチとしての能力も発揮しており、キックからの転向の雅選手を短期間でMMAファイターに育てた実績もあります(雅選手はMMAデビュー戦で同じような環境の朝倉未来チャレンジのHIROYA選手に勝利)!
Youtubeもやっており、後輩の原虎徹選手と雅選手と一緒に楽しい動画を沢山あげています。クールに見える石渡選手ですが、Youtubeでは普段の顔(よくふざける)を見ることができます。石渡選手が指導者・先輩としても好かれているのが良くわかりますし、硬派なイメージとは全然違う企画などを沢山やっていますよ!
ちなみに練習ではとてもストイックで自分にも周囲にも厳しいのですが、それ以外では別人のようにふざけてばかりだそうです😃
豊富な経験のある石渡選手ですが、キャリアの終盤にも差し掛かっており、今回のバンタム級トーナメントへの意気込みは生半可なものではないと思います。石渡選手は前回(2017年)開催されたRIZINバンタム級トーナメントにも出場しており、決勝まで進んでいます(決勝戦で堀口選手に敗退)。トーナメントでの強さをまた発揮するかもしれないですね!
対戦相手及びトーナメント参加者との過去対戦成績
トーナメント初戦の相手は強敵井上直樹選手です。

抽選時に石渡選手の隣の席があいていたのですが、井上選手はほぼまっすぐ迷いなく石渡選手の隣に着席しました。どうやら元々昨年あたりに対戦する話があったので、、、という背景があったようです。井上選手の「強い選手と対戦したい」という想いに応えられるのが石渡選手だったということだと思います。
バンタム級GP参加選手で対戦済みの選手
石渡選手は過去RIZINで扇久保選手と対戦し判定負け(激戦の末でのスプリット判定)、大塚選手と対戦して判定勝ち(3-0)でした。※大塚選手とはDEEPで2014年にも対戦してKO勝利しています。扇久保戦は終盤かなり盛り返して逆の判定でもおかしくない内容でした(歴史に残る名勝負だったと思います)。ヤマニハ選手にもPANCRASEで対戦し判定勝ちを収めています。その他の選手との対戦経験はありません。
こうやって見てみると石渡選手の過去の対戦相手は名のある人ばかりですね(ちなみに堀口選手とも2回対戦しています)。改めて石渡選手の選手としての逃げない姿勢を感じますね。
今回の井上選手は名だたる強豪と対戦してきた石渡選手にとって、またしても難敵なのは間違いありません。井上選手は朝倉海選手と並ぶ優勝候補の最右翼です。石渡選手自身も「よりによって一番強いやつと当たった」とコメントしているほどです。ですが石渡選手も当然優勝候補の一人ですのでこの試合は一回戦最大注目試合と言って過言ではありません。
なお石渡選手は怪我の為、今回の試合が2019年の扇久保選手との試合以来の実戦となりますのでかなり久々の実戦になるという状況です。ただし2017年の堀口戦後も長期離脱がありましたが、2019年の約1年半ぶりの試合で強敵佐々木憂流迦選手に勝利(一本勝ち)していますので、あまりブランクは影響ないかも知れません。
井上選手は寝技を最も得意としますが、スタンドも上手くオールラウンドに強い選手です。元々若くしてUFCと契約するほどの”天才”です。寝技の展開になると石渡選手は不利かと思いますので、基本的には打撃戦に活路を見出すのではないかと思います。
気合と根性は石渡選手が上だと思いますので、ビーストモードに突入しフルラウンドの長期戦(得意の激闘の展開)に持ち込めれば持ち味が出る可能性があります。
石渡選手のバンタム四天王としての意地を是非見せてほしいですね!