今週末のアメリカMMA!
14日はOneの大会が行われましたが、MMA大会はまだまだ続きます!今週末はUFCとBellatorがありますのでそちらの見どころを紹介します!(日本時間の)土曜日にBellator257、日曜日にUFC Vegas24ですのでお間違え無く!
各団体のイベントスケジュールはコチラを参照ください!
ちなみにOneでは日本人選手2名が勝利しました‼ 上久保選手が2R一本勝ち、中原選手が2R反則勝ちです!上久保選手はこれでOne5戦全勝!中原選手は3勝1敗(2連勝!)ですので日本勢が活躍中です。ライト級ではクリスチャン・リー選手が秒殺でタイトル防衛しました。全体的にはあまりピリッとしない大会にはなりましたが日本人選手の活躍はうれしいですね!ちなみに再来週ONE on TNT IV には青木真也選手が登場予定ですよ!
UFCの視聴方法はコチラ!BellatorはYoutubeでメインカードまでライブ配信予定ですよ
UFC
UFCはファイトナイトラスベガス24が開催されます!※日本時間4/17AM

メインカードはミドル級上位ランカー対決ウィテカー vs. ガステラムです!
ランク1位のロバート・ウィテカーvs8位のケルヴィン・ガステラムの一戦ですが、まず元チャンピオンのウィテカーは何年も現チャンピオンのアデサニヤ以外には負けていません。ちなみにその試合は正規王者ウィテカーvs暫定王者アデサニヤのタイトル統一戦でした。敗戦後2連勝しており好調ですし、あのロメロを2回も倒しているミドル級屈指の実力者です。当然チャンピオンへの返り咲きを虎視眈々と狙っています。
一方のガステラムですが、アデサニヤとのタイトルマッチに敗れてからは連敗してしまったものの若いときから成果を出してきた実力者で、前回ハイニッシュをアンダードッグから逆転して勝利しました。
実はこの二人、ウィテカーがチャンピオンであった2年前に対戦するはずでした。試合直前にウィテカーが病気の為に緊急手術となり試合がキャンセルされてしまった経緯があります。
その代わりに?ガステラムは2019年に新しく暫定チャンピオンとなったアデサニヤに挑戦して敗れました。ただしこの試合は判定決着でファイトオブザナイトに選べれたほどの激戦でアデサニヤが珍しく苦戦した試合となりました。
ファイトスタイルとしてはウィテカーは打撃+フィジカルを活かしたレスリングが得意なタイプ、ガステラムは打撃+柔術が得意なタイプです。

ESPNサイトではやはりフェイバリットはウィテカーとなっています。
フェイバリットとアンダードッグについてはコチラの記事を参照ください
たしかにトータルではウィテカー優勢にはなると思いますがガステラムも全然あなどれません。ウィテカーもタイトル挑戦を見すえたら絶対に負けられないのですがガステラムも再び上位戦線に返り咲くチャンスなのである意味絶妙なマッチメイクです。
打撃で完結できればガステラムがやや有利、組む展開に巻き込まれるとウィテカーかな、という気はしますが非常に興味深い試合になりそうです。ミドル級戦線がやや停滞気味(アデサニヤの敵がいない)なのでこの試合が内容も含めてミドル級活性化に繋がっていくと思います!
Bellator 257
3週連続大会開催のBellatorではBellator257 が行われます!※日本時間4/16AM

メインイベントはライトヘビー級GP1回戦のネムコフ(現Bellatorライトヘビー級チャンピオン)vsデービスで、ライトヘビー級GPはもう1試合ヤギュシュムラドフvsアンダーソンです!
ライトヘビー級GPは先週から開催されておりまして、まずリョート・マチダvsライアン・ベイダーはベイダー選手が勝利しています。次回のBellator258でヨエル・ロメロvsアンソニー・ジョンソンの試合が組まれています。
参加選手を見るとチャンピオンのネムコフが7連勝中で優勝候補筆頭なのは間違いないです。ベイダーがその対抗ではありますが、密かにヤギュシュムラドフ(8連勝中で今回がBellator初登場!)が注目です。上のトーナメント表参照頂くと、ヤギュシュムラドフが勝てば次戦がベイダーとなります。
それ以外ですと、元UFCファイターが多いのですが、正直有名どころにはほとんど負けていたり、ベイダーに負けているという感じです・・・ロメロも年齢が高いですし、優勝候補とは言いづらいです・・・全体的に参加選手の年齢高めなんでチャンスあるかもですが。
今回のネムコフvsデービスですがタイトルマッチ扱いとなります!ネムコフにとっては初の防衛戦ということになります!この対戦は2回目となり、前回はスプリット判定でのネムコフの勝利となっています。
正直ネムコフは優勝最有力候補ですのでフェイバリットですが、基本的に打撃戦になることは間違いないと思います。組んだら圧倒的ネムコフ有利なのでデービスが先にどれだけ当てられるかですね。一発当たれば当然勝ち目は充分あります。
そしてもう一つの試合ですが、未知の強豪ヤギュシュムラドフの試合は今後のトーナメントの行方に関わりそうな注目試合です。一応オッズではアンダーソンがフェイバリットではあるのですが・・・・

ヤギュシュムラドフは18勝の内11KOと4つの一本勝ちがあります。ザ・ロシアンフックといったような豪快なフック系のパンチは破壊力抜群です。組んで投げてTDも得意そうな感じです。気になるのは試合自体が約1年半ぶりなので試合勘のところでしょうか。
一方のアンダーソンは現在ランキング4位。Bellatorデビュー戦となった前回の試合では2RKOで勝利しています。アンダーソンは直近で負けたのが現UFCライトヘビー級チャンピオンのブラホビッチ戦のみです(UFC時代)。
打撃は少し「様子見」するタイプのファイターです。レスリングベースでフィジカルは強いのですがタックルはそんなにスピードは無いです。打撃からのタックルの入りかたがよく、そこからTD取って漬けるのは上手いですね。
今回の試合の予想としては、ヤギュシュムラドフはかなり推進力があり暴風のようにフック振ってくると思いますので、ややカウンタータイプのアンダーソンが冷静に対処できるかが打撃戦の鍵になりそうです。両者組技得意ですがややヤギュシュムラドフに分がありそうな感じです。ヤギュシュムラドフがカウンターをもらわないように冷静に試合を進められればヤギュシュムラドフが勝ちそうな感じはしますね。
少しオールドファイターが多めのライトヘビー級トーナメントですが、名のあるオールドファイターを新鋭が倒すことが出来るかどうか?という構図になりそうですね!