RIZINバンタム級GP参加選手紹介!その5「春日井寒天たけし」
3/26に開催が発表され、1回戦の抽選が行われたRIZINバンタム級ジャパンGP!
5.23東京ドーム大会までの間に出場選手を一人ずつ紹介していきたいと思います。RIZIN観戦前に見どころを抑えて盛り上げに繋げていきたいと思います!
第五回は「地方の星」春日井”寒天”たけし選手を紹介します!
尚、各種情報は記事掲載時時点のものです。
RIZINバンタム級トーナメントについてはコチラの記事をご覧ください。
春日井寒天たけし選手 基本情報
春日井”寒天”たけし(かすがい かんてん たけし)
戦績:26勝(2KO、15一本勝ち)7敗1分 現在1連勝中
基本データ:1988年生まれ、岐阜県出身、身長167㎝、リーチ不明、志村道場所属
タイトル歴:現HEATバンタム級チャンピオン、元HEATフライ級チャンピオン
FightMatrix 世界ランキング:168位(日本人21位)
プロデビュー:2009年
格闘技バックボーン:特になし(高校までサッカーをやっていた)
Twitter: Kanten Takeshi@KantenTakeshi
春日井寒天たけし選手はオールラウンド型ですが、26勝の内15の一本勝ちを誇るファイターです。バックチョークで極まることが多いです。バンタム級としては普通のフレームなので、一時フライに落としていたこともありますが適性はバンタムかと思います。
打撃に関しては遠い距離を維持して飛び込むような打撃をしてきますが、ヒット率はそんなに高くないです。2つ3つくらいの連打をしてきますが間合いが遠すぎるのと振りが大きいからかと思います。打撃の後に少しガードが下がるのでそこを当てられてしまうこともあります。
最大の特徴はスタミナと、粘り強さだと思います。TDされてしまっても下から冷静に落ち着いて対処し決定打を与えません。寝技にこられても粘り強く対処し極めさせないディフェンス力もあります。粘って粘って隙を見つけて逆襲していくイメージでしょうか。
ちなみに「寒天」は地元の名産品でそれをアピールする為だそうです。とても地元愛が強い選手ですね‼
当初はバンタム級GP出場前に下記のHEAT王座の防衛戦を行なう予定でしたがシャイデン選手がCOVID19関連で招聘困難の為試合中止になっていました(3.30HEAT公式による情報)。これでRIZINトーナメントに集中できますね😅
所属ジムと参戦団体など
春日井選手は主にPANCRASE、HEAT、DEEPなどで活躍してきました。HEATではフライ級とバンタム級の2階級を制し現役のチャンピオンでもあります。RIZINは今回初参戦となります。

所属チームは志村道場です。志村道場はHEATの主催者でもある名古屋にある道場です。岐阜県出身の春日井選手にとっては地元ですね。
練習仲間としてはALIVEのメンバーがいるようです。よく村元選手などと練習している様子がTwitterなどでわかります。ALIVEはご存じ名古屋の大きなジムで多くの強豪選手がいるジムです。
春日井選手は以前からRIZIN参加が期待されていた実力派の選手ですので、岐阜の星として知名度を上げてほしいと思います!
また、春日井選手はちょっと独自のセンスをお持ちのようで?おもしろい公式サイトがあったり、Twitterでも詩のようなつぶやきをしたりと非常に面白い側面を持っております。春日井選手ぱっと見は真面目そうな感じなんですが、ユニークなパフォーマンスを色々やっていて印象変わりますね!
ちなみに今回のRIZINバンタム級出場会見の際は、登場のときになんの手違いか岡田遼選手のアナウンスで登場してしまい、あわてて引っ込んでいくという珍シーンがありました。知らない人は春日井選手のことを岡田選手と思ってしまったかも知れませんね😆
このシーンは本人曰く人生で一番くらい恥ずかしかったそうですが、ある意味GP参加者登場時に一番盛り上がったと思います😆
対戦相手及びトーナメント参加者との過去対戦成績
春日井選手の1回戦の対戦相手はRIZINバンタム四天王の一人扇久保博正選手です。

春日井選手のくじ順はなんと16番と最後!つまり「選択権はない」というキツい状態でした。空いていたのはバンタム四天王扇久保選手の隣のみ。自動的に相手が決まりとなりました!
バンタム級GP参加選手で対戦済みの選手
春日井選手は過去にVTJの場で扇久保選手と対戦しており(判定で敗戦)、今回再戦となります。前回は全てにおいて扇久保選手が勝っていたかという印象で相当数のTDを取られましたが、3R疲れの見えた扇久保選手を一気に形成逆転しあわや勝利か?というところまで持っていきました!ただし対戦したのは7年前で、かつ当時はフライ級での対戦でしたので二人ともそれから大きく成長していると思います。アラン・ヒロ・ヤマニハ選手ともPANCRASEで2019年に対戦しています(判定で敗戦)。なおヤマニハ選手にはバックチョーク極められそうでしたが逃げ切りました!そして2011年ですが、DEEPで元谷選手と対戦しており勝利(2R一本勝ち)しています。その他の選手との対戦経験はありません。
今回の扇久保選手との対戦は、グラップリング得意の選手同士の戦いとなります。組んだら扇久保選手の方がレスリングが強いと思いますが、寝かされて下になってもある程度春日井選手はやれますし、ディフェンス力が高いので寝技得意の扇久保選手も簡単には極めれないと思います。
打撃では勢いと回転は春日井選手に分がありそうですが、ある意味「粗い」ので的確に扇久保選手が対処して逆に打撃を当てて来ることも可能かと思います。ヤマニハ戦ではその形でもらって倒れてしまったので注意が必要ですね。
いずれにしても7年ぶりの対決で、扇久保選手が過去の難敵の一人にも挙げている春日井選手ですので、熱い試合が期待できそうです!