人類最強決定!UFC260!
UFC260大会が終わりました!王者ミオシッチとガヌーの人類最強対決はガヌーが勝利し新チャンピオンに!
ヴォルカノフスキーのコロナ感染でフェザー級タイトルマッチが延期になってしまったのは残念でしたが、当サイト注目試合の結果も踏まえて大会の感想を書いていきたいと思います。
大会前の当サイト注目情報はコチラをどうぞ
人類最強決定戦決着!!
チャンピオンスティペ・ミオシッチvsフランシス・ガヌーの人類最強決定戦は2RガヌーのKO勝ちで決着となりました!
いやー凄すぎました。ガヌーの動きがかなり洗練されており、前回の対戦からの成長をとても感じる内容でした。正直ここ最近のガヌーは試合時間が短すぎて成長がよくわからない部分はあったのですが、かなり練習を積み技術が上がっていたことと、ミオシッチ対策をしていたことが読み取れる試合でした!
また、計量のときの二人の身体の仕上がりが凄い!
ヘビー級だと体重幅が大きいので少し余裕がある体つきに普通はなりますが、二人ともものすごく仕上げてきました。ガヌーは120㎏でこの身体なので、ヤバいですね😱
試合内容としては、まずガヌーがブンブン振り回さず、様子をみながら以前よりコンパクトに振っているのが印象的でした。ミオシッチはよくガヌーを見てプレッシャーをかけようとしますが、打撃戦で少し膠着しそうだっとところをタックル!タックル切るのガヌーこんなにうまかったっけ??というような見事なスプロールでガヌーがタックルを切ると組みで体勢を入れ替えてバックをとって後ろからパンチ連打。このあたりの連打はまさにガヌーという狂暴な連打でしたがミオシッチがなんとかしのぎ、1Rはガヌー優勢で終了。
2Rもガヌーペースで動き、ガヌーのパンチがヒット。ミオシッチ気迫で耐えます。確実に足にきていましたが根性で反撃。ガヌーは落ち着きながら追撃パンチでミオシッチがひっくり返るように膝おれてのダウン。追撃→ストップ。という結果になりました。
ミオシッチの倒れ方がかなり危ない倒れ方だったので心配ですが、前回ガヌーのパンチを耐えたミオシッチが・・・コーミエとの激戦でも倒れなかったミオシッチが・・・あんな倒れ方をするとは衝撃でした。
気迫あふれる選手を一撃で「スイッチを切る」衝撃のパンチでした!
ミオシッチもおそらく1R肌をあわせて以前との違いを見て取ったと思いますが、それを上回る狂暴性と冷静のバランスを取ったガヌーの文句ない勝利となりました!
これでガヌーはアフリカ出身選手として、ウスマン、アデサニヤに続く3人目のUFCチャンピオンとなりました!勝ち方やこれまでのWinストリークから絶対チャンピオンになる予兆を感じさせる新チャンピオン誕生となりました!
ヘビー級戦線の行方!
試合前にヘビー級戦線の展望について書きましたが、新チャンピオンガヌーが誕生したことで今後がまた楽しみになってきました。
ガヌーの防衛線候補は、取り急ぎ以下だと思います。
デリック・ルイス、ガーヌ、ジョン・ジョーンズ、そして今回敗れたミオシッチ。
ただしダナ・ホワイトUFC代表が言っているように優先はジョン・ジョーンズで間違いないと思います。
PFP最強と言われるジョン・ジョーンズは人類最強ガヌーの相手としてこれ以上ない選手でしょう。
逆にあのガヌーに現時点で勝てそうなのもジョン・ジョーンズしかいない気がします。
同じ系統のルイスは殴り合いになると思うのでガヌー有利間違いなし。ミオシッチは今回の負け方からダイレクトリマッチは無いでしょうし、選手を続けるかもちょっとわかりません・・・
ガーヌは経験を積めば将来期待はできそうですがまだガヌーには勝てる感じはないです。
世間では早くもジョン・ジョーンズvsガヌーで盛り上がっているようですが、実現すれば今回を超える人類最強決定戦になること間違いなし!の好カードですね!
ツイッターなどではジョーンズが今回のガヌーvsミオシッチを見てビビッて階級あげないのでは?などとささやかれていましたが、即座に下記コメントを出し、「ガヌーと戦うことを恐れていない」と言っております!
注目試合の結果!
前回の記事で注目の一つにあげたショーン・オマリーvsアルメイダですが、こちらは3Rでショーン・オマリーがKO勝利し、怪我からの復帰戦を飾りました!
スピードがある打撃と当て感は健在で、打撃が当たる当たる。あのリーチで最短距離から来る打撃はちょっと相手からするときついですね・・・😅
ただオマリーはちょっと課題があり、パフォーマンス性が強すぎる点があります。今回も1Rでアルメイダをダウンさせましたが、レフェリーが止めると思いこんでプレイを止めましたが実際は止められず試合は続きました。
2R少しアルメイダが意地見せて押し返しましたが(オマリーの集中が切れたようにも少し見えました)、3Rで持ち直し華麗にKOして勝利!実力者アルメイダを一蹴して力を見せつけましたが、上位ランカーとやる場合はこの辺りは致命傷になりますので注意が必要です。
ショーン・オマリーはたたずまいなど雰囲気ある人気選手です。細身ですがパワーとスピードがあり素晴らしいKO勝利を続けている実力も間違いなしの選手なので、今後バンタム級上位戦線に食い込んでくることが期待されます。
ショーンオマリーカッコいいですよね?第二のマクレガーになるかもしれない色気のある選手です!
もう一つタイロン・ウッドリーvsビセンテ・ルーケ!
ウッドリーは元ウェルター級チャンピオンですが、ウスマンに負けてから連敗が続いています。今回は打撃が魅力のルーケとの試合でしたが、気迫を見せて積極性がとてもありました。ここまでのウッドリー(というか元々待ちの選手)は消極的で「漬ける」選手だったのですが、果敢に打ち合いました。
が、その1Rでルーケの打撃をくらいふらつきます。なんどか粘って反撃のパンチも試みますが追撃を食らってダウン。そのまま抑え込まれてアナコンダチョークで一本!
昇り調整のルーケと斜陽のウッドリーの差が出てしまいました・・・
それでもウッドリーは元チャンピオンの意地を確実に見せてくれました。気迫あふれ、ふらつきながらも反撃を何度もしようとするウッドリーに元トップファイターの誇りを見た気がします。
勝ったルーケはこれでランクアップは確実。今後ウェルター上位戦線に加わっていけるかが問われます。